東京都台東区駒形に、一級建築士事務所あとりえの設計監理による
「駒形の小さな家 〜3.5層の耐火木造〜」が完成しました。
この度、お施主様のご厚意で、
2025年3月29日(土)、4月3日(木)に見学会を開催致します。
※3月24日は定員に達しました。
※新たに4月3日を追加しました。
ぜひご参加ください。
(文章下の予約フォームURLよりご予約いただけます。)
<概要>
構 造:木造3階建て
場 所:東京都台東区駒形(最寄駅:東京メトロ 浅草駅・都営大江戸線 蔵前駅)
※詳細な住所はご予約後に改めてご連絡いたします。
意匠設計:一級建築士事務所あとりえ(担当:とりやま・相川)
https://atolie.com/
構造設計:株式会社Scube(担当:木下・小暮)
施 工:有限会社 隆栄建築
敷地面積:20.63m2(6.24坪)
建築面積:15.36m2(4.56坪)
延床面積:46.08m2(13.95坪)
「駒形の小さな家 〜3.5層の耐火木造〜」は、
台東区駒形の観光エリアから少し入った路地裏に位置しています。
この敷地には、もともとお施主さま家族がお住まいだった2階建住宅が建っていました。
この2階建住宅を建替え、再びお施主さま家族(4人家族)がお住まいになるための3階建ての住宅を計画をしました。
上から見ると約4.9m×4.2mの敷地に4.095m×3.75mの四角形の住宅が納まっています。
今まであとりえで手がけた住宅のなかでも、最も小さな敷地に建つ、最も小さな住宅になります。
敷地の道路境界線は、前面道路の影響で以前お住まいだった2階建住宅の頃の道路境界線より635mmほどセットバックが必要でした。
なおかつ、道路斜線制限と防火地域指定により、建物形状や天井・壁・床の仕様が厳しく制限されるため、最大限の居住スペースを確保するための工夫が必要でした。
まず、道路斜線制限による厳しい高さ制限をクリアするために、1階を少し下げて半地下形状にしました。
さらに3階の上に小屋裏空間をもうけ、3.5層分のスペースを確保しました。
防火地域に位置する3階建以上の建物の場合は、耐火建築物にする必要があり、住宅の場合は一般的に鉄筋コンクリート造・鉄骨造・木造の選択肢があります。
今回は、居住スペースの確保・コンパクトな敷地に対する施工性・コスト面に配慮して、耐火木造構造を選択しました。
各フロアの構成はこのようになっています。
・1階:約9帖のスペースに家族団欒できるLDK、お風呂、トイレ、玄関、階段
・2階:約2帖の寝室が2つ、トイレ、階段
・3階:約2.5帖の寝室が2つ、洗濯機置場
・小屋裏階
各階の階段下や階段上の余剰空間、小屋組の余剰(小屋裏)空間を有効活用することで、最大限の居住スペースを確保しつつ、最大限の収納スペースも確保しています。
隣地との間隔が十分ではないため、外壁には施工性・メンテナンスが良いガルバリウム鋼板を使った平葺きを採用しています。
また、窓の配置を工夫し、日照が少ないの立地でも最大限に光を取り込み、プライバシーも確保しています。
断熱性能は、断熱等級5(ZEH基準)をクリアしています。
※本件は台東区の「老朽建築物等の除却工事費用の助成」、「狭あい道路拡幅整備事業」「みどりの条例」の対象で、あとりえでは建築確認申請の他にこれらの申請サポートもしています。
ご予約は下記URL(Googleフォーム)よりお願いいたします。
(※ご予約は前日まで受け付けております)