先日、Fさま邸の気密測定を行いました。
家全体でどのくらいの隙間があるかのテストです。

今回は写真の機器を用い、室内空気を屋外に出していく減圧法で測定しました。
結果、
隙間特性値n=1.31
(nは個々の隙間の大きさに関する指標、1〜2の間をとり、1に近い程個々の隙間が小さく、2に近いほど大きな隙間があることを示します)
相当隙間面積c値=0.43 ㎠/㎡
(トータルの隙間面積を延べ床面積でわった値。値が小さいほど、隙間がすくないことを示します)
とてもよい結果でした!
気密測定に不利な引き違い窓を多用して上記の結果です。
国がきめた次世代省エネ基準のc=5.0以下(1999年*)と比べるとわかりやすいですね。
(*現在、国の省エネ基準はc値基準をもうけないことになっています)
c値がよいということは、「家の隙間が少なく保温性がよい」ということだけでなく、「家を高い技術力でとても丁寧につくっている」ということでもあるのです。
さて、気密性能が確認できましたので、
外装、内装工事を進めます。
家が意匠をまとっていきます。
これからが楽しみですね。
あとりえ: はっとり