昨日はとても冷たい雨の一日になりましたね。
一気に冬に近づいた感じがします。
雨の中、つくば市Hさま邸の建て方工事が行われました。
建て方工事ではクレーンを使い、いつもよりも多くの職人さんたちが協力して一日で建物の骨組みを一気に建ち上げます。

現場ではトンカン、トンカンと職人さんたちによるリズミカルな木槌の音が響いていました。
9時頃現場に到着したころには一階の柱を建ち上げ梁を組み立てる作業にはいるところでした。
以前見学にいった際に決めた古材も入りました。
天井に隠れる大きな梁にがっちりと筋結されます。
1階のリビングは広々とした空間を確保するために柱がないのですが、この古材が取りついた大きな梁のおかげでしっかりと強度が保たれます。
古材は古い材料なので構造的にも弱くなるのかなと思いましたが、長い年月の間に乾燥し、より強度が増すのだそうです。
こちらは、職人さんたちによって加工された梁や柱などの部材です。
最近ではプレカット工場で機械によって加工されることが多くなったのですが、こちらの工務店ではすべて職人さんの手刻みによって部材がつくられています。
パズルのピースのようにとても複雑で繊細な蟻溝やほぞの加工(柱や梁を組むための加工)がされています。このような加工によって骨組みがしっかり組み上がっていくのです。
次々と柱や梁が組み上げられていきます。
そして、おひるすぎに骨組みができあがりました。

この写真からは見えづらいのですが、リビングに入った古材によって建物全体が引き締まった印象です。
古材がポイントになったリビングがどのような空間になるのか、また楽しみになりました。
冷たい雨の中、現場にいたので体の芯からすっかり冷えてしまいましたが、メモリーズのランチであたたまりました。
寒くなりましたが、みなさまも風邪などひかれないようあたたかくしてお過ごしください。
あとりえ 山口