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あとりえ・みんなのブログ
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イロイロのイエのイロイロな色:アイデアボックス第7回
前回のアイデアボックスでは、あとりえの山口が、
壁一面だけ違う色の壁紙を貼る提案を紹介しました。
今回は、4部屋の個室それぞれに
鮮やかな色の壁を作ったおうちの実例を紹介します。

その名も「イロイロのイエ」

このお家は、とりやまが独立して最初に設計を手がけたお家です。
毎回毎回、どうしたら楽しいお家作りができるかな?
と考えながら、打ち合わせさせて頂きました。

そんな中で、出たアイデアが、
各部屋の壁1面だけをそれぞれ好きな色にしよう!
というものです。

壁の色の決め方は非常に原始的。
いろんな色の色紙を用意して、、、
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模型の壁に差し込んでのぞきます。
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こんな感じ。
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お嬢さんによる家作りブログ↓から写真をお借りしました。
http://tanosiouti.exblog.jp/3398905/

お施主さまご一家、
はじめは、ベージュなどの落ち着いた色にしようかな〜、
と考えていたそうです。

そして、
できあがったお部屋がこちらです↓

ご夫妻の寝室は濃いオレンジ色の壁
(赤に見えますがオレンジです)。
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上のお嬢さんの部屋は、ベッドの奥の壁をショッキングピンクに。
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下のお嬢さんの部屋は、元気な明るいレモンイエローを。
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畳小上がりのあるゲストルームには紺色を
(ちなみに、ここだけ土佐和紙を使っています)。
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予想以上の楽しい色使いに溢れるお家になりました!

紺色以外の壁は全てAEP(水性ペンキ塗装)仕上げなので、
まあ、飽きたら上から違う色で塗っちゃえばいいか〜の、
気軽な気持ちで色を選んで頂きました。

完成後5年以上経ちますが、今のところ、
塗り直しもせず、飽きずに楽しく住んで頂いているようです。

イロイロのイエは、
家作りを考えている方を見学に連れて行く頻度が
一番高いお家でもあります。
いつも本当にありがとうございます!

あらためて、イロイロのイエの家作りブログはこちらです。
「楽しいおうちの作りかた」

あとりえ とりやまあきこ
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by atolie | 2012-03-26 14:13 | あとりえのアイデアボックス | Trackback | Comments(0)
景色を切り取る窓:アイデアボックス第4回
お家の窓にはいろいろな役割があります。

風をとりこんで換気や通風をとったり、
光をとりこんでお家の中を明るくしたり暖めたり、
いわゆる「通風採光」というやつですね。

あとりえがもう一つの大切にしているのが、
「景色を切り取る」という役割です。

お家を計画する敷地の真ん中に立って周りを見渡すと、
すてきな景色が見える方角と、そうでもない方角があります。

周りが全てすてきな景色ばっかりだったら良いのですが、
なかなかそうはいきません。

そんなとき、「すてきな景色だけ」を切り取る窓を作ります。
しかも、可能であれば、
贅沢にFIX窓(=はめごろし窓のことです)にします。

「カフェメモリーズ」の窓。
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建物の奥のちょっと暗い中にポツンと見える窓なのですが、
外のキラキラした雑木林の景色が目に入ると
思わず近づいてみたくなります。
(あ、手前にいるのは、とりやまの母と息子で、
とりやま本人ではありません)

「イロイロのイエ」の窓。
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窓の中には畑と林しか見えませんが、
窓に切り取られた景色の外側には別の建物が建っています。
建物がちょうど見えないように景色を切り取っているのです。
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窓は大きく作れば作るほどいいものだとは考えていません。

効果的にすてきな景色だけを切り取るためには、
窓を大きく作りすぎないというのは
けっこう大切なポイントなのです。

窓は壁よりも断熱性能が低いので、窓が大きいと、
建物全体の断熱性能も低くなります。
また、壁が多い方が建物は丈夫になり、
室内に絵を飾ったり物を置くスペースを確保できますので、
窓を大きくしないことには、いいことがたくさんあります。

もちろん、必要な通風や採光は、
切り取り用以外の他の窓たちとも協力してきちんと確保します。
見たくない方角にも、通風採光用に窓が必要な場合は、
目線より高い位置に作るなどの工夫をします。

これは田園越しの学園都市を見渡す「晴耕雨読の家」の窓です。
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キッチンに立った時に、
この絵のような景色を正面に見ることができます。
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両側には通風用の窓が
きちんと確保されているのがわかるでしょうか。



今回ご紹介した窓たちは、
窓枠を壁と同じ白色に塗装することで存在感を消し、
景色だけが切り取られてくっきり見えるようにしています。
逆に、窓枠をしっかりと木の色を出した枠にすると、
景色が額縁に入っているように見えるフレーム効果もあります。


今回載せた以外にもたくさんの素敵な窓があるので、
2月28日(火)〜3月4日(日)開催の
「つくば・おとなりの建築家展2」で紹介しようと思っています。

つくば美術館におこしの際は、
あとりえコーナーにぜひぜひ足をお運びくださいませ〜。


とりやまあきこ
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by atolie | 2012-02-24 15:22 | あとりえのアイデアボックス | Trackback | Comments(0)
人が集まる室内縁側:アイデアボックス第1回
あとりえ員達が、いろいろな切り口で、
建築、家作りのアイデアをお届けする
『あとりえのアイデアボックス』をはじめます!

あとりえで今まで建ててきたお家の面白い工夫や、
まだ実現していないけど是非使ってみたいアイデア、
お勧めの製品や仕様、ちょっとマニアックな納まりのお話など、
ちょっとヒントになるようないろいろをご紹介します。

ほぼ毎週お届けする予定ですので、どうぞお楽しみに〜。


あとりえのアイデアボックス第1回
「人が集まる室内縁側」


アイデアボックス第1回は、
お家の中にちょっとした小上がりを作った実例をご紹介します。

イロイロのイエはリビングとキッチンが下がっていて、
まさにお家の中に縁側がある計画。
昔のお家の土間のイメージですね。
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このように↑リビングの中に縁側があると、
お客さんがたくさん来たらそこに腰掛けてわいわいするので、
椅子を出してくる必要がありません。
土間の部分はコルクタイルを貼っています。
違う角度から見るとこんな↓感じです。
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こちら↓は土と木の家の室内縁側。
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L字の縁側真ん中にテーブルを置いて、
普段から椅子の代わりに使っています。
何人も横に並んでお食事できます。

こちら↓はステージがあるお家のステージ型小上がり。
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はい、そして使用例です。じゃーん。
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普段は、こんな風に使うことはなかなかないでしょうが、
奥行きがあるので、ゴロゴロするにもちょうどいいのです。
下に引出し収納がついているのも便利ですよ〜。

こちらは↓しろくてしかくい家のまっ白小上がりです。
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そのまま窓の外のウッドデッキにつながっていて、
夏は風が抜けてとっても気持ちがいいスペースです。

森を眺める黒い家には、
森を眺めるための小下がりリビングがあります。
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リビングの中にもぐるっと縁側。
こちらはテレビを置いたり、人が腰掛けたりと多用途です。
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室内にちょっとした小上がり縁側はいかがでしょうか〜。
以上、第1回アイデアボックスをお届けしました。

今回はやや長くなってしまいましたが、
これからも、ちょっとしたことをちょっとずつ
お伝えしていきたいと思います〜。

写真:齋藤さだむ

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by atolie | 2012-01-31 15:37 | あとりえのアイデアボックス | Trackback | Comments(0)